2018/07

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  笠間へ。
 笠間焼の窯業指導所があり、これから指導所を出て
独立する生徒さん達に、社会に出ると何が起こるかの
講義を3時間。

 で、翌日は、自分が生徒に混ざって授業を聴くことに。
 午前は、グラフィックの講義。
 笠間のデザイナー笹目亮太郎さん(事務所名:スプラウト)から
プロのアートディレクションの話しをみっちり3時間。
笹目さんの仕事は前から気になっていたけれど、
生のポスターやDMも教室に並べてくださったので
紙の質感もしっかり味わえ、質問もいろいろさせていただき
プロの仕事を教わりました。

 
 デザインはお客さまの「思い」をカタチにする仕事です。

 SproutのHPの一言。
 講義でも重要なキーワードになった。
 講義後、生徒さんと話していて、長続きしないギャラリーやショップや
「思い」がなかったり、お客様に伝わらなかったんでしょうね…と
いう話しをする。
 
 午後はのぶひろアーキテクトの加藤さんと笠間の町あるき。
 お稲荷さんのまわりをぶらぶら。
 ほんの30分だったけれど、面白かった。
 そして、店が町を作る、ということを改めて思い知った。


 
 笠間、なかなか突っ込みどころがありそう。






  高岡伝統工芸青年会に呼んで頂き、高岡に行って来ました。
高岡の主な伝統工芸は漆器と鋳物。
その中に、伝統工芸青年会にはロカビリーファッションのおしゃれ建築会社社長
もいればギャラリ―企画運営のアーティスト/デザイナーもいるというユニークさ。
しかし、多くは伝統産業の従事者。
 大体、どこの産地でも”商う”と”作る”という大きく二つの役割がありますが、
この二つの役割の人たちが、この青年会には参加しているのです。
 産地によっては、作った人が売る…とういこともあるけれど、
高岡の町では、”商う”と”作る”のバランスを保ちながら伝統を守り続けています。
 
 二日間、主に鋳物の工場見学をさせてもらいました。
”作る”工場に行けば、製品が見られる…と言う訳ではなく
分業体制により、特化した技術で、部品を専門につくる工場も多いのです。
20メートルの像も製作できる、とういう工場
「分解して設置場所に運び込んで、塗装などはどうするのか?」
尋ねたところ「着色専門の工場の職人さんに同行してもらい、
現場で仕上げてもらう」とのこと。
技術が一つ欠けてもモノは仕上がらないわけで、
信頼できる技をもった工場が支え合っていることを、
教えてもらいました。
 工場同士だけではなく、そこには、やはり”売る人”も不可欠。
仏具の生産比率が高いこの産地。仏具という特殊な業界は
セールスマンがいてこそ、商談はまとまります。
「わしらは、売りに行けんから」
「○○さん(商社の名前)がいるから、つくることに専念できる」
そんな話しを工場で沢山聞きました。
全員が、満足して商売をしている訳ではないでしょうが、
(そんなきれいごとの産地は、まず日本国中探してもないですから)
つくり手と売り手のバランスがかなり取れている産地でした。


 なにはともあれ、業界人しか見られないような工場に行ける
特権を、今回も十分、使わせてもらいました。
 どこかで、恩返しをしたいものです。


※ 今回、教えてもらって面白かった事。
 高岡市民はカレー好き!ということ。
 初日の昼。夜の居酒屋。
 二日目の昼(こちらはカレーうどん)。
でした、



 20110101


「バクダット・カフェ」
言わずと知れた、映画の名作。


 映画を見たことがある人は、曲のイントロが流れただけで
背筋がぞくっとしているに違いない。

 珈琲が好きな人は、あの、珈琲が飲みたくなるに違いない。

 そして、水戸に一人の「バグダット・カフェ」好きの女性がおります。

その沼田亜紀さんの一言。

 スクリーンで「バグダッド・カフェ」を観る。
それが叶うなんて、自分にとっては事件でした。
コアな映画ファンの方からしたら、ミーハーだと言われるかもしれませんが、
いいんです。好きなんだもん。
全文はこちら


 これだけ読むと「ふ〜ん。水戸の映画館でやるんだぁ」で済んでしまいますが
なんと、彼女は(もちろんご主人やその他いろんな人達の協力を得てですが)
自らスクリーン上映を決行させるのです!
 
 いいんです。好きなんだもん。

 これだけ読むと、お気楽に聞こえるけど、その紆余曲折と
苦難の道を乗り越えて、好きなことをやり通してしまう、素敵な女性なのです。

 ご主人は美味しいトラットリアのシェフ。
 ご主人からのひとことはこちら。


 残念ながら、当日、ブラックバードは休業なので、食事は出来ませんが
映画先→後日、水戸再訪問時にブラックバードに立ち寄って
「水戸プラザホテル、行きましたよ!」と言えば、あなたも常連の仲間入り(?)


 水戸プラザホテルはきちっとしたホテルで、こちらでの観覧もまた良いです。



※ この前、ナガオカケンメイさんがトークショーで
D&MOTELS STORE」という、彼らのプロジェクトに関して
「僕にとってはこの映画が原点なんですよね」
と、言っておりました。


開催概要はこちら


シネマ ブラックバード vol.3 in 水戸プラザホテル
『バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版』自主上映会

■開催日:2010年11月14日(日)
■時間:①13:00〜 ②15:50〜 ③18:40〜
(開場は各回30分前です)
■入場料:前売 ¥1,200/当日 ¥1,500

■チケット販売窓口:トラットリア ブラックバード、水戸プラザホテル
(今回より電話およびメールでのご予約を承ります。
「お名前、上映時間、枚数」を必ずお伝えください。
支払・受取は当日で結構です。
029-224-5895 または info@blackbird-mito.com まで。
※こちらの予約はトラットリア ブラックバード宛となります。
ブラックバードにご予約いただいたチケットは
水戸プラザホテルで上映日前に支払・受取をすることは
できませんのでご注意ください。)

■会場:水戸プラザホテル 1F アンフィシアター(視聴覚会議室)
■定員:各90名
■交通のご案内:無料シャトルバスがご利用いただけます。水戸駅南口バスターミナル内、1・6・7・8番乗り場より約15分。発車時刻は水戸プラザホテルHPでご確認ください。車の方は、水戸プラザホテルの駐車場をご利用ください。
■共催:シネマ ブラックバード プロジェクト、水戸プラザホテル
■企画:シネマ ブラックバード プロジェクト
■問合せ:シネマ ブラックバード プロジェクト(トラットリア ブラックバード内)029-224-5895、水戸プラザホテル企画室 029-305-8100

*今回も、彩の国保育園にて有料で託児をご利用いただけます。
詳しくはこちら

■作品紹介:
製作から20年、この名作を後世に残すべく、パーシー・アドロン監督自らが再編集、なんと全てのカットについて色と構図(トリミング)を新たに調整し直し、最高に美しいバージョンの『バグダッド・カフェ』が誕生。2008年のカンヌ国際映画祭で初上映され、大きな歓声で迎えられたこの〔ニュー・ディレクターズ・カット版〕が、いよいよ日本のスクリーンに。

監督:パーシー・アドロン
出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒト、CCHパウンダー 他
2008年/ドイツ/108分/デジタル上映



来る10/13(水)〜18日(月)
金沢21世紀美術館 ギャラリ―Bにて
「生活工芸」展が開かれます。

辻和美さんを
ディレクターとした3カ年計画とか。
金沢、というと、こってこての伝統工芸
のイメージがありますが、一方で辻和美さん
以下、大勢の<おしゃれな生活の達人>
が、いる街でもあります。

シンポジウム(10/15)とトークイベント(10/16)もあり。

楽しみです。



同じ21世紀美術館のデザインギャラリ―では
10/9(土)から2011年1月30日(日)まで

セットで見に行けます。

※それにしても、夜行列車が廃止になったのはイタい。
 北陸フリー切符で乗れた、B個室寝台。 
 時間が最大限使えて、旅の醍醐味を味わえて良かったのに…




  グラフィックデザイナーの柏木江里子さんが亡くなられました。
 「死だけは平等」なんて言葉があるけれど、その日は遠い方がいい…と痛感しました。
 明るく、楽しく、すっとしていて、ちょっぴりわがままで、
寂しがり屋で、料理が上手で、盆踊りが好きで、着物をきれいに着こなし、
ちょっとおっちょこちょいで、でも仕事が大好きで、
とてもとても美しい仕事をされました。

 思い出すだけで涙が溢れて来てしまいますが、出会えたことは幸運でした。
 
 それにしても買い物が好きな人でした。
 「気持ちいいぐらい買い物してたね」とお清めの席でも大いに盛り上がりました。
 月光荘のスケッチブック。買う時はもちろん数十冊単位。
 引っ越しのとき、わたしは上質な和紙を一束頂きました。

 そして、わたしが知っている最後の買い物は「美容院の椅子」でした。
 わたしの美容師さんが引っ越すので引っ越しバザーをした際、
そこにあった椅子をいたく気に入り、美容師さんに頼んで、都合して
貰っていました。

 通夜のお清めはこんな話題で盛り上がり、柏木さんと出会えた幸せを
みんなで噛み締めました。
 
 自分の意志で、戒名に「意匠」の文字をつけて、逝ってしまった柏木江里子さん。
 良い思い出をありがとうございました。

 ご冥福をお祈りいたします。


 茨城県は実は漆の樹液の産地。
大子町は袋田の滝や美人の湯だけでなく、良質な漆の樹液の
産地としても有名。

そして、茨城県で制作を続ける、漆芸家であり、漆工房の主で
ある、辻徹さんが、満を持して、器而庵をオープンさせました。

今迄、樹液の産地ではあっても、漆器の産地では無かった。
「作家」である辻さんが、「工房主」として、どんな風に
地場産業を盛上げて行くか、楽しみです。

器はすでにお披露目済。
水戸の季器楽座さんでの展示会では、ほぼ完売。
幸先の良いスタートでした。

工房での活動も楽しみです。

8月4日の大安に訪問予定。
その前後は水戸のブラックバードと笠間の茨城県陶芸美術館の
鈴木治展。鈴木治展…楽しみです。


 昨年、銀座の松屋で始まった『銀座手仕事直売所』。
多くのお客さまから
『来年もやるの?』と、好評を博したイベントですが
今年もめでたく開催!

 情報はこのブログに密かに情報公開が始まっています。


 4月から、月一で読売新聞の夕刊にモノを紹介するお仕事を頂いた。
5/31は小野里奈さんがデザインして岐阜の林工芸が作った紙布の日傘。
 ついついお小言が多くなってしまう。

『小野さんのデザインには派手さは無くてもそばに置きたいと思わせるさりげなさがある。そういうデザインに対して「わざわざデザイナーに頼むまでもない」と勘違いしているメーカーは多い』

4月は及源鋳造の無塗装フライパンを紹介した。
残念ながら、スペースの関係上、載せられなかった一言。

『「鉄は熱くなるものだ」ということは、子供だって知るべきだと思う。親が子供に「注意しなさい」と教えれば良い。素材には長所と短所がある。その性質を理解し、注意してモノを扱うのは大切な事ではないか』





  先日、D&DEPARTMENT PROJECTの長野店でクラフトの関わる
勉強会を開いた。

 クラフト、という言葉はあまりにも色々な使われ方をしている。
 それをいくつかスライドで説明したところ、主催者すら混乱していた。
 混乱は予想していた事なので、オプションとして、モノを並べて
「では、みなさんはどれを”クラフトっぽい”と感じますか?」
と、投票してもらった。

 実にこれが面白く、角偉三郎さんの合鹿椀を『クラフト』と
感じる人がとても多かった。

 これから二つの教訓を得る。
・『クラフト』=手跡の残るモノ、と理解する人が多い。
(他の4つの漆椀は均一に刷毛で塗られて、木地目も見えない漆だったから)


・角偉三郎さんに対する知識のある人は、頭で考えて
『=クラフト』とは絶対に判断しないであろう。すなわち
知識と経験によって感覚は変わって行く、ということ。



 ちなみに、漆、硝子、陶磁器、木工の4分野でこの投票を
してもらったのだが、陶磁器の『クラフト』を感じるものは
黒田泰蔵さんの飯碗だった。