2018/05

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来る10/13(水)〜18日(月)
金沢21世紀美術館 ギャラリ―Bにて
「生活工芸」展が開かれます。

辻和美さんを
ディレクターとした3カ年計画とか。
金沢、というと、こってこての伝統工芸
のイメージがありますが、一方で辻和美さん
以下、大勢の<おしゃれな生活の達人>
が、いる街でもあります。

シンポジウム(10/15)とトークイベント(10/16)もあり。

楽しみです。



同じ21世紀美術館のデザインギャラリ―では
10/9(土)から2011年1月30日(日)まで

セットで見に行けます。

※それにしても、夜行列車が廃止になったのはイタい。
 北陸フリー切符で乗れた、B個室寝台。 
 時間が最大限使えて、旅の醍醐味を味わえて良かったのに…




  グラフィックデザイナーの柏木江里子さんが亡くなられました。
 「死だけは平等」なんて言葉があるけれど、その日は遠い方がいい…と痛感しました。
 明るく、楽しく、すっとしていて、ちょっぴりわがままで、
寂しがり屋で、料理が上手で、盆踊りが好きで、着物をきれいに着こなし、
ちょっとおっちょこちょいで、でも仕事が大好きで、
とてもとても美しい仕事をされました。

 思い出すだけで涙が溢れて来てしまいますが、出会えたことは幸運でした。
 
 それにしても買い物が好きな人でした。
 「気持ちいいぐらい買い物してたね」とお清めの席でも大いに盛り上がりました。
 月光荘のスケッチブック。買う時はもちろん数十冊単位。
 引っ越しのとき、わたしは上質な和紙を一束頂きました。

 そして、わたしが知っている最後の買い物は「美容院の椅子」でした。
 わたしの美容師さんが引っ越すので引っ越しバザーをした際、
そこにあった椅子をいたく気に入り、美容師さんに頼んで、都合して
貰っていました。

 通夜のお清めはこんな話題で盛り上がり、柏木さんと出会えた幸せを
みんなで噛み締めました。
 
 自分の意志で、戒名に「意匠」の文字をつけて、逝ってしまった柏木江里子さん。
 良い思い出をありがとうございました。

 ご冥福をお祈りいたします。


 茨城県は実は漆の樹液の産地。
大子町は袋田の滝や美人の湯だけでなく、良質な漆の樹液の
産地としても有名。

そして、茨城県で制作を続ける、漆芸家であり、漆工房の主で
ある、辻徹さんが、満を持して、器而庵をオープンさせました。

今迄、樹液の産地ではあっても、漆器の産地では無かった。
「作家」である辻さんが、「工房主」として、どんな風に
地場産業を盛上げて行くか、楽しみです。

器はすでにお披露目済。
水戸の季器楽座さんでの展示会では、ほぼ完売。
幸先の良いスタートでした。

工房での活動も楽しみです。

8月4日の大安に訪問予定。
その前後は水戸のブラックバードと笠間の茨城県陶芸美術館の
鈴木治展。鈴木治展…楽しみです。


 昨年、銀座の松屋で始まった『銀座手仕事直売所』。
多くのお客さまから
『来年もやるの?』と、好評を博したイベントですが
今年もめでたく開催!

 情報はこのブログに密かに情報公開が始まっています。


 4月から、月一で読売新聞の夕刊にモノを紹介するお仕事を頂いた。
5/31は小野里奈さんがデザインして岐阜の林工芸が作った紙布の日傘。
 ついついお小言が多くなってしまう。

『小野さんのデザインには派手さは無くてもそばに置きたいと思わせるさりげなさがある。そういうデザインに対して「わざわざデザイナーに頼むまでもない」と勘違いしているメーカーは多い』

4月は及源鋳造の無塗装フライパンを紹介した。
残念ながら、スペースの関係上、載せられなかった一言。

『「鉄は熱くなるものだ」ということは、子供だって知るべきだと思う。親が子供に「注意しなさい」と教えれば良い。素材には長所と短所がある。その性質を理解し、注意してモノを扱うのは大切な事ではないか』





  先日、D&DEPARTMENT PROJECTの長野店でクラフトの関わる
勉強会を開いた。

 クラフト、という言葉はあまりにも色々な使われ方をしている。
 それをいくつかスライドで説明したところ、主催者すら混乱していた。
 混乱は予想していた事なので、オプションとして、モノを並べて
「では、みなさんはどれを”クラフトっぽい”と感じますか?」
と、投票してもらった。

 実にこれが面白く、角偉三郎さんの合鹿椀を『クラフト』と
感じる人がとても多かった。

 これから二つの教訓を得る。
・『クラフト』=手跡の残るモノ、と理解する人が多い。
(他の4つの漆椀は均一に刷毛で塗られて、木地目も見えない漆だったから)


・角偉三郎さんに対する知識のある人は、頭で考えて
『=クラフト』とは絶対に判断しないであろう。すなわち
知識と経験によって感覚は変わって行く、ということ。



 ちなみに、漆、硝子、陶磁器、木工の4分野でこの投票を
してもらったのだが、陶磁器の『クラフト』を感じるものは
黒田泰蔵さんの飯碗だった。




 益子で3/21〜22に行われた陶ISMを訪ねた。

なんだか勢いがありすぎるぐらいある告知で
どうなるのやら…と思って行ったけれど、杞憂に終わる。
準備周到。
よく、この春の忙しい時にこれだけちゃんと出来たものだ。
当日、なんだかんだいって、バタバタするものだけれど
スタッフが皆、最高の笑顔で働いている。
個展の為に生地を作りながら、窯に火を入れながら、
でも陶ISMの仕事も決して手を抜いていない。
これは参加者もやりやすかった筈。
これで終りでなく、HPの充実、継続を宣言している。

行って良かった、と思った。
心残りは、もっといろんな人を誘えば良かった…ということ。

心配はスタッフが日常に戻れるのか???ということくらいか…。



 益子でワカモノたち(と自分で言っているから、そう言って
いいのでしょう。人によっては、若いと言われるのを嫌がる
人もいるけれど)が自主運営のイベント開催。

わたしは「陶芸家とお店の合コン」と理解している。

もちろん一般の人も見られるけれど、陶芸家が
自主的にお店に接したい…と企画したのが画期的。

クラフトフェアまつもとだって、松本市民に認知されるまで
随分かかっている筈。実際15回目ぐらいの時でも、
町の人はあまりあがたの森公園で何が行われているか
知らなかった。(全員に聞いた訳ではないけれど)

松本よりもっとコンパクトな益子でも、
陶ISMが認知されるには少しかかるでしょうが、
ちょっと頑張って欲しいものです。



 BRUTUS681号はローカル特集。
<生活工芸>というジャンルを担当。
1/2頁に12件を載せる、という盛り盛り具合だったので、
載せられなかったURLを含めてリンク。

北海道置戸町:置戸森林工芸館
京都府京都市:セレクトショップ京
福岡県福岡市:工藝風向
山形県山形市:つるや品物店
栃木県益子町:陶ISM
三重県四日市市:4th-market
熊本県日奈久温泉:桑原竹細工店
岩手県盛岡市:Holz
岡山県倉敷市:倉敷民藝館
長崎県波佐見町中尾郷:桜陶祭
青森県十和田市:暮らしのクラフトゆずりは


 独立してからずっとお世話になっている
三重県窯業技術センターの水野さんの誘いで
四日市へ。
「やきものたまご創生塾」という、いわば
専門訓練校のような動きを担当しており、
その卒業生を中心に、就職先の事業主なども
含めて、勉強会をやってきました。

 期間は8か月だけど、びっちり教え込み、
ロクロを一人前にひける様にする=修了したら
即、実践で入れるようにする、その熱意はすごい。
生徒は必ず泣くらしい…

 いつも、やさしい水野さんも「ぐだぐだ、細かい
悩み事の文句を言うなら、ロクロを一人前に
挽ける様になってからしなさい」と、かなりのスパルタ。

 こういう厳しい姿勢が、補助金をもらう
地方の地場産業の事業主にも欲しいものです。

 さて、こちらはどうなるのやら…